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【フランスの徴兵制復活】世界はどうなるのか

ジャンヌ・ダルクの似顔絵イラスト

 

皆さんこんにちは。昨日は金曜日の夜だったんですが、何もせずにずっと寝てしまいました。非常にもったいないですよね。そして寝ている間にフランスで起きた大きなニュースがありましたので、勉強がてら説明していきたいと思います。

 

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まずはこちらの報道をご覧ください

www3.nhk.or.jp

 

18歳から21歳の男女に対し、一か月間の兵役を課すことを目指すというものです。

フランスは2002年まで徴兵制を課していましたが、現在では「国防の日」として一日歴史についての勉強をする日と変わっています。高度な兵器や戦術が当たり前な現代では軍人は古代ローマと同じく「職業軍人」化しており、なぜ今のタイミングで徴兵制を復活させるのか、その意図はどこにあるのか、様々な視点からわかりやすく説明していこうと思います。

 

1.移民問題

現在欧州では多くの移民による治安悪化テロ行為などに悩まされていて、多くの国で極右とよばれる党が躍進をつづけています。彼らは宗教的価値化を誇示し市民からの反発を受け、政府による保護の少なさ等等、ありとあらゆる不満を口にし、やがてはテロ行為をするように変わっていくのです。

そしてそれに呼応するかの如く一般国民の間に「攘夷思想」が生じ、国内で右翼左翼の対立が深まり、政治の安定が望めなくなってしまうのです(混乱状態)

徴兵制度には「教育」としての側面がありマス。現在の移民問題によって起きた国内の混乱を一つにまとめ上げる「愛国教育」によって、国内の安定を図りたいのではないでしょうか

 

アメリカの警察官のイラスト(男性)

 

2.市民による監視

もう一つ重要な意図に「制服を着た市民」というものがあります。

かつて第二次世界大戦軍備を進めるために西ドイツが用いた考えがあります。それは「内面指導」といって、徴兵制度によって``民主的な社会に生きる市民‘‘を軍の構成員にすることで、軍が社会と断絶された価値観と世界観を構成し、国を誤った方向に向けることがないようにするというものです。ナチスによる支配のなかで極右的な考えのもと、様々な惨劇をもたらした経験から生み出した考えで、軍が軍事戦略や技術などによってのみ行動を決定するのではなく、自らの民主的価値観と良心にもとづいて決定するという考え方です。

現在フランスでは極右政党が躍進を続けており、国内の情勢は非常に不安定となっています。軍人たちが誤った選択を取らないように、過去西ドイツが用いたこの考えによって、抑制する意図があるのではないでしょうか。

 

 

 3.まとめ

今回の徴兵制復活の報道により、フランスのさらなる軍拡を想像した方が多いかと思いますが、実際には国内の政治安定を図るものだといえます。欧州連合NATOによって大きな戦争は当分起きないことは間違いなく、政治安定からの景気回復を目指しているのでしょう。フランスはかつてより国内の強固な団結によって成長してきた国家です。今再び強固な団結をとりもどし、欧州の先頭に立って世界の安定に取り組んでくれることを期待したいと思います。

 

 

 

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