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【生前退位と元号】特例法と皇室典範

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(図1.新しい元号を掲げる故小渕恵三内閣官房長官

 

こんにちは。管理人です。

最近は仕事が終わって家に帰ると、まず先に寝ることにしてます。そうでもしなければ眠くて何もやる気が起きないんです。今も寝起きで記事を書こうとしてます。なのでもしかしたらちょっとぼけてるかもしれませんがご了承を...

 

くだらない前置きはここまでにして、今回は来年に控えた新元号の発表とそれに関する生前退位について五分でわかりやすく説明していこうと思います。

 

 

「2018」のイラスト文字(枠付き)

1.元号とは

もとは中国より渡来したもので、君主が空間とともに時間まで支配するという思想にもとづいています。日本をはじめとして、朝鮮、琉球ベトナムなどの周辺国家は、貢物を王朝に献上することと、天子(歴代王朝の君主)が制定した元号や暦を使用することで、王朝との外交関係を構築していていました。(冊封関係)

王朝との冊封関係がなくなった日本ではその元号の思想をのこし独自の元号が作られてきました。

日本書紀』によると大化初めの元号だとされていて、主に使われ始めたのは文武天皇5年が建元した「大宝」からだとされています(諸説ある)

 

「法」と書かれた本のイラスト

2.一世一元

 私をはじめ若い世代の人間は改元天皇が崩じた時に行われるものとの認識があるのではないでしょうか。実はこの天皇一代につき一元号とする「一世一元の制」が定められたのは歴史的に見てごく最近の明治からなのです。

もともと元号とは天皇の交代時のみならず、喜ばしいこと災害などがあった時にも頻繁に改元されるものでありました。今とは違い時代の変化を表すものであったのです。銅山が発見されたときには「和銅」、白い雉が献じられた時には「白雉」、天変地異が続発したときには変える意味も持って「天慶」と改元を繰り返していました。

 

江戸時代の末期、幕府に対する不満と国家存在の根拠としての尊王思想が結びついて、「尊王攘夷」思想が生じました。それらの思想の勢いを利用して、西郷隆盛を筆頭とし倒幕に成功することができたのです。

そして倒幕のきっかけの一つであった尊王思想がそのまま広がり、今までよりも天皇の権威を上げる意味合いを含めてか(語弊があるかも知れません)「一世一元の制」が制定されたのです。

 ゆえに現在の元号は以前とは違い時代の変化を表すのではなく天皇の治めた期間を表すものとなっているのです。

 

 伊藤博文の似顔絵イラスト

 

3.生前退位

平成29年(2017年)12月1日、日本政府は天皇陛下の退位日を2019年4月30と発表しました。高齢と健康上の理由で天皇としての公務を果たすことが難しくなったからです。

ここには問題があります。現在日本では日本国憲法のなかの皇室典範という皇室に関する法律があり

皇室典範には第四条に「皇位を継承するのは天皇が崩じたとき」となっています。高齢や健康上の問題を理由として退位し、改元するというのは法律違反なのです。そこで政府は天皇陛下の意思を尊重すべく特例法という形で、生前退位を可能とするよう法案を作成しました。

 

4.まとめ

元号とは以前は時代の変化を表すもの、現在は天皇の治めた期間を表すもの

一世一元の制とは、天皇が在位中は元号を変えないという制度のこと。

生前退位とは、在位中に崩御とは関係なく皇位を継承するということ

 

 

管理人はこの記事を書いていて、果たして本当に高齢や健康上の都合での生前退位なのかと疑問に感じた。象徴としての天皇が特例法までつくらせて急いで退位する必要があるものなのかと。そして今においても依然として権威を誇っているということを目の当たりにされた。元号を用い続ける限り日本は永遠に天皇が「空間とともに時間も支配する」国になってしまいます。

もう一つの考えとしては、安倍内閣が、支持率向上や政権維持のために生前退位を迫ったといもの。生前退位の報道があったとき、日経平均株価は大きくねをあげました。お祝いムードであること、様々な特需が期待されることなどからです(例えば印刷業)。実は昭和から平成に変わった時にも平均株価は連日高騰し、一週間で1000強の上昇を見せました。

株や為替に投資しているという方は少なくないので、元号が変わることを利用し今まで以上好景気であると錯覚させ、より長期の政権を目指そうとしているのではないか、ということなのです。

まあとりあえず元号が変わる前には印刷業界の株を買うことをお勧めしときますね笑

 

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